乙字湯は、いぼ痔やきれ痔、脱肛などの症状に効果があることで知られる代表的な漢方薬です。処方薬としても市販薬としても広く利用されていますが、メーカーや販売店によって価格に差があるため、できるだけ安く購入したいと考える人も多いでしょう。
この記事では、乙字湯の基本情報から最新の価格相場、さらに安く購入するためのポイントまでを整理し、購入前に知っておきたい情報を分かりやすくまとめました。
乙字湯とは何か・その効能と背景

乙字湯の処方内容と漢方理論
乙字湯(おつじとう)は、古くから痔疾(じしつ)の治療に用いられてきた代表的な漢方薬です。中国の古典『弁惑論』を原典とし、日本でも江戸時代から広く知られています。主に「きれ痔」「いぼ痔」「脱肛」など、肛門周辺のうっ血や炎症を改善する目的で使用されます。現代でも医療機関の漢方外来やドラッグストアなどで処方・販売される、実績の長い薬のひとつです。
乙字湯の構成生薬は6種類です。黄芩(おうごん)、柴胡(さいこ)、升麻(しょうま)、当帰(とうき)、甘草(かんぞう)、大黄(だいおう)という組み合わせで、これらがバランスよく配合されています。黄芩や柴胡は熱や炎症を鎮める作用を持ち、当帰は血行を促し、甘草は緩和作用と他の生薬の調整役を担います。大黄は便通を整える効果があり、痔の悪化原因となる便秘を予防する働きもあります。これらの相互作用によって、血行不良・炎症・痛みを和らげ、排便時の負担を軽減します。
漢方理論の観点から見ると、乙字湯は「気血の滞り(瘀血)」と「熱毒」による腫れや痛みを改善する処方とされています。体の下部、特に肛門周辺に「うっ血」が生じた状態を整えるため、「下焦の気を上げる」働きを持つ升麻が配合されている点が特徴です。つまり、単に局所的な痛みを和らげるだけでなく、全身の気血バランスを整え、根本的な改善を目指すのが乙字湯の理論的な特徴です。
まとめると、乙字湯は6つの生薬が炎症・うっ血・便秘の改善に総合的に働きかける処方であり、西洋薬のように「痛みを抑える」だけでなく、体質面から症状の再発を防ぐアプローチを取る点が大きな特徴です。
どのような症状・対象に使われるか
乙字湯は主に「痔疾(じしつ)」の改善に用いられる漢方薬です。特に、いぼ痔(痔核)やきれ痔(裂肛)、脱肛など、肛門部の炎症や腫れ、出血を伴う症状に対して効果があるとされています。現代の臨床でも、これらの症状を訴える患者に対し、外用薬や座薬と併用して乙字湯を処方するケースが多く見られます。
乙字湯の大きな特徴は、「体力が中等度以上で、便秘傾向のある人」に適している点です。痔の原因のひとつである便秘を改善し、肛門周辺のうっ血を和らげる働きが期待できます。そのため、日常的に排便時に痛みや出血を感じる人、肛門が腫れて押し戻さなければ戻らないような脱肛傾向がある人などに向いています。
また、乙字湯は男女問わず使用可能で、特にデスクワークが多く運動不足になりやすい人、ストレスや食生活の乱れから血流が悪くなっている人にも適しています。漢方では「気血の滞り」が症状の根本原因とされるため、冷え性や下半身のむくみを伴う人にも有効な場合があります。
一方で、体力が極端に落ちている人や、下痢気味の人には不向きとされます。乙字湯には便通を促す大黄が含まれているため、体が冷えやすい人やお腹が弱い人では、下痢や腹痛が生じることがあります。そのため、自己判断での長期服用は避け、医師または薬剤師に相談することが推奨されています。
総じて、乙字湯は「炎症」「うっ血」「便秘」をキーワードに、肛門部の不快症状を根本から改善するための漢方薬です。軽度の症状改善から再発予防まで幅広く使える反面、体質に合わない場合もあるため、体調や症状の特徴を見極めた上での使用が大切です。
乙字湯を「安く買う」ためのポイント

最新の価格相場(通販/パッケージ別)
乙字湯は、さまざまな製薬会社から発売されており、剤形や包数によって価格が異なります。特に、ツムラ・クラシエ・コタロー・小太郎漢方製薬などが代表的なメーカーです。市販薬としてはドラッグストアや通販サイトで購入でき、医療用漢方としては医師の処方により保険適用で手に入れることも可能です。
まず、市販品の価格相場を見てみましょう。
一般的な相場として、顆粒タイプ(ツムラ漢方乙字湯エキス顆粒) は 1箱20包入りで約2,000〜2,500円前後 が主流です。60包入りの大容量タイプでは 5,000〜6,000円前後 が目安となります。一方、錠剤タイプ(クラシエ漢方乙字湯錠) は 240錠入りで約2,000〜2,800円前後 で販売されており、服用のしやすさを重視する人に人気があります。
通販サイトでは、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどで販売されており、価格にわずかな差があります。最安値を狙う場合は、ポイント還元率や送料を含めて比較するのがポイントです。特に楽天市場ではショップによって1割以上価格差がある場合もあり、定期購入やまとめ買いキャンペーンを活用すると1箱あたりの単価をさらに下げられます。
医療機関で処方を受ける場合、乙字湯は保険適用の対象となるため、自己負担3割なら 1日分あたり数十円〜100円前後 に抑えられることが多いです。症状が長期的に続く場合は、処方を受けた方がコスト的には安く済む可能性があります。
また、乙字湯には「ツムラ」「クラシエ」「コタロー」「ウチダ」など、同一処方ながらメーカーごとの製造法にわずかな違いがあります。そのため、同じ乙字湯でも味や溶けやすさ、効果の感じ方が若干異なる場合があります。安さだけでなく、自分に合う剤形・ブランドを試してみるのも良い選択です。
まとめると、乙字湯の相場は顆粒20包=約2,000円前後、錠剤240錠=約2,500円前後が基準。通販ではキャンペーンやポイントを利用し、医療用なら保険を使ってさらに安く入手できるのが現状です。
賢く選ぶためのチェックポイント(錠剤・顆粒・包数・送料・販売店)
乙字湯をできるだけ安く、かつ安心して購入するためには、いくつかのポイントを押さえておくことが重要です。ここでは、価格差が出やすい要素と、購入時に失敗しないためのチェック項目を整理します。
まず最初に注目したいのは剤形(錠剤・顆粒)です。乙字湯は主に「顆粒タイプ」と「錠剤タイプ」があり、成分は同じでも価格と使い勝手が異なります。顆粒タイプは即効性があり、水に溶けやすい反面、やや苦味が強く、持ち運びに不便な点があります。一方、錠剤タイプは味が気にならず服用が簡単ですが、1回の服用量が多くなる傾向があり、ややコストが高めです。飲みやすさ重視なら錠剤、コスパ重視なら顆粒を選ぶと良いでしょう。
次に、包数や内容量です。乙字湯は20包・48包・60包など複数サイズがあり、基本的に大容量のほうが1包あたりの単価が安くなります。短期使用なら小箱で十分ですが、再発防止や慢性症状対策で長期服用を考える場合は、60包や90包などの大容量タイプを選ぶ方が経済的です。通販では「まとめ買い割引」や「定期便」でさらに単価を抑えられる場合があります。
さらに見逃せないのが送料です。乙字湯は箱のサイズが小さいため送料が安い商品も多いですが、販売店によっては「2,000円未満は送料別」などの条件があります。価格だけでなく「送料込みの総額」で比較するのがポイントです。Amazonの「定期おトク便」や楽天市場の「送料無料キャンペーン」を利用すると、実質的に最安で購入できるケースが多く見られます。
また、販売店の信頼性も重要です。乙字湯は漢方薬であるため、保管状態が悪いと品質に影響する可能性があります。正規販売店やドラッグストア系列(マツモトキヨシ、ウェルシアなど)の公式通販を選ぶと安心です。並行輸入品や転売品には注意しましょう。
最後に、医療機関での処方も比較対象にすることです。症状が継続している場合、病院で乙字湯を処方してもらえば保険適用で1日あたり数十円程度に抑えられ、結果的に最も安くなる場合があります。
まとめると、乙字湯を安く買うためのポイントは次の5点です。
- 顆粒か錠剤かを用途と好みで選ぶ
- 大容量・定期購入で単価を下げる
- 送料込み価格を比較する
- 信頼できる販売店で購入する
- 保険適用を活用する
これらを意識することで、価格を抑えつつ、安心して乙字湯を継続的に利用することができます。

